event

河原町地蔵尊祭り

 

 

川原町地蔵尊は亨保12年9月27日に河原町、上野町両講中により、祖霊の供養や万病の治癒、安産子育てへの願いを込めて建立されました。

奥州街道芦野宿内の南端にあることから、北端にある新町地蔵尊とともに宿内の安全祈願はもとより、悪疫が芦野宿内に入ることを防いだり、旅人の道中安全、ひいては道中で亡くなった旅人の供養の役目があったものとされています。又、奈良川の橋のたもとあることから、水害水難防けの願いも込められていたようにも考えられています。

この地蔵尊の供養の祭りが、地蔵尊の縁日8月24日合わせて行われており、講中の人々によって引継がれ、およそ290年も代々続いています。

お祭りの日には、川原町町内各戸に手作りの提燈がともされる風習があり、道行く人々を楽しませたています。

当時は、地蔵尊前の広場で、盆踊りが趣味の客と講中で催され、近郷、近在の人々でにぎわったといわれていたといわれておりますが、現在では、8月23日の夕方に最勝院住職による御供養が行われ、講中の人々によるお念仏などが行われています。

 

日時 2018年8月23日(木)〜24日(金)
時間 17:00頃〜

関連記事

遊行柳 – 多くの歌が詠まれてきた歴史ある那須の名勝地 –

関東最北の宿場町として栄えた芦野は、奥州街道を行き交う旅人を受けて入れてきた里山です。 どこにでもありそうなこの田園地帯を特別な場所にしているのは、 1本の植え継がれてきた柳の木。 歌枕の地として広く知られるようになった […]

夏の夜空に咲く、大輪の花!芦野聖天花火大会

夏の風物詩として多くの人が訪れる芦野聖天花火大会。 毎年三光寺の縁日にあたる8月19日に開催されます。 今回、芦野聖天花火大会について、その歴史や特徴をご紹介いたします。 創業300年の歴史をもつうなぎの老舗、丁子屋さん […]

那須のお殿様 芦野氏の足跡をたどる。

  芦野の名が最初に歴史に登場したのは、建長8年(1256年)のこと。当時、東山道に夜討強盗が出るため、鎌倉幕府から地域を管理する地頭に警護の命令が発せられました。この中のひとりに葦野地頭(あしのじとう)という […]

三光寺

芦野の仲町通りにある真言宗のお寺、三光寺。ユニークな大根がクロスした仏紋を持ち、 地元から親しみを込めて聖天様と呼ばれています。 毎年縁日にあたる8月19日には盛大な「芦野聖天花火大会」が開催され、多くの人が訪れます。 […]

旅籠40軒が立ち並んだ交通の要衝 芦野宿の歴史に触れる

  芦野城の築城は、天文年間(1532〜54)に太田道灌に師事した資興(すけおき)の築城とも、天正18年(1590)に秀吉によって領地の所有権を認められた盛泰(もりやす)によって築城されたともいわれています。本 […]

PageTop