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芦野家陣屋裏門

 

 

 

芦野上野町にある芦野氏館の城門で、陣屋の裏門として建造されたものである。旗本の館を陣屋といい、通称「御殿山」とも「桜ヶ城」と呼ばれる芦野氏陣屋跡は、明治初年まで二の丸の広場に政庁の役割を果たした表向きの建物と当主の住居があり、出入口は表口と裏口の二通りがあった。

現在の正式な登り方は二の丸手前で右折するのが表口で、右折せずに直新し、二の丸の北端に至るのが裏口(裏門)である。この門は、この裏口に建っていた門である。

 明治4年(1871)の廃藩置県で、芦野氏の陣屋が解体された時、旧家中の大塩家が買い受け、現在地に一九復元されたものである。門は、長屋造りで、正面右側が中間部屋、左側は厩であった。欅、栗、杉材などが使われた堅固な造りで、当時をしのぶ風格のある門である。

所在地
〒329-3443 栃木県那須郡那須町芦野

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