熊野神社・熊野講餅つき
熊野神社は、峯岸地区の南端の丘陵上に鎮座している。出羽三山のひとつ熊野権現の分霊を祀ったものであろう。
この地に伝わる熊野講餅つきは、年代の詳細は不明だが、当地区の熊野信仰は江戸時代に遡り、古くから信仰してきたことがわかる。横岡地区(峯岸・板屋・高瀬)で集落の繁栄や無病息災を祈願して行われてきたが、現在は峯岸地区のみに伝承されている。 以前は旧暦11月17日、当番の宿で、男衆が夜半から夜明けまで5~6俵の餅をつき、女性は一切手を出すことが禁じられていたという。
現在は集落内の公民館で、毎年12月の上旬の日曜日に行われている。
- 所在地
- 〒329-3442 栃木県那須郡那須町横岡