spot

地蔵尊(川原町)

 

通称川原町の地蔵様と呼ばれている。享保12年(17279月建立。高さ208㌢、幅120㌢、奥行き90㌢で、像容は半跏式で柔和に面影を呈している。

台座に刻まれた「不」に似た記号は、水準点を表したもので、明治期に陸軍測量部が旧奥州道中を測量したときのものである。

芦野宿の南端にあり、北端の新町の地蔵尊とともに宿内への疫病侵入予防や安全を祈願したものと考えられている。

所在地
〒329-3443 栃木県那須郡那須町芦野

関連記事

那須のお殿様 芦野氏の足跡をたどる。

  芦野の名が最初に歴史に登場したのは、建長8年(1256年)のこと。当時、東山道に夜討強盗が出るため、鎌倉幕府から地域を管理する地頭に警護の命令が発せられました。この中のひとりに葦野地頭(あしのじとう)という […]

旅籠40軒が立ち並んだ交通の要衝 芦野宿の歴史に触れる

  芦野城の築城は、天文年間(1532〜54)に太田道灌に師事した資興(すけおき)の築城とも、天正18年(1590)に秀吉によって領地の所有権を認められた盛泰(もりやす)によって築城されたともいわれています。本 […]

夏の夜空に咲く、大輪の花!芦野聖天花火大会

夏の風物詩として多くの人が訪れる芦野聖天花火大会。 毎年三光寺の縁日にあたる8月19日に開催されます。 今回、芦野聖天花火大会について、その歴史や特徴をご紹介いたします。 創業300年の歴史をもつうなぎの老舗、丁子屋さん […]

遊行柳 – 多くの歌が詠まれてきた歴史ある那須の名勝地 –

関東最北の宿場町として栄えた芦野は、奥州街道を行き交う旅人を受けて入れてきた里山です。 どこにでもありそうなこの田園地帯を特別な場所にしているのは、 1本の植え継がれてきた柳の木。 歌枕の地として広く知られるようになった […]

春の芦野 桜スポット5選

那須の里山芦野・伊王野。 東山道や奥州街道を行き交う人々によって古くから栄えた里山は、 往時から桜の名所として人々に親しまれてきました。 厳しい冬が終わり春を迎えると、里は一面桜色に染まります。 心地よい春の芦野で、満開 […]

PageTop