spot

制札(高札)

 

芦野宿問屋場に掲げられていた高札一五枚が所蔵されていた。

大きいもので長さ250㌢を超え、板の厚みは二寸(約6㌢)の一枚板である。荷の継ぎ送りやキリシタン禁令、五人組の定めなど当時の幕藩体制下を物語る史料である。古くは寛永19年(1642)、天和2年(1682)、正徳元年(1711)の年号が確認できるが、風雪に耐えたものであろう墨文字は消えうせ、文字の部分が浮き彫りとなっている。

現在は那須歴史探訪館に保管されている。

関連記事

春の芦野 桜スポット5選

那須の里山芦野・伊王野。 東山道や奥州街道を行き交う人々によって古くから栄えた里山は、 往時から桜の名所として人々に親しまれてきました。 厳しい冬が終わり春を迎えると、里は一面桜色に染まります。 心地よい春の芦野で、満開 […]

三光寺

芦野の仲町通りにある真言宗のお寺、三光寺。ユニークな大根がクロスした仏紋を持ち、 地元から親しみを込めて聖天様と呼ばれています。 毎年縁日にあたる8月19日には盛大な「芦野聖天花火大会」が開催され、多くの人が訪れます。 […]

夏の夜空に咲く、大輪の花!芦野聖天花火大会

夏の風物詩として多くの人が訪れる芦野聖天花火大会。 毎年三光寺の縁日にあたる8月19日に開催されます。 今回、芦野聖天花火大会について、その歴史や特徴をご紹介いたします。 創業300年の歴史をもつうなぎの老舗、丁子屋さん […]

旅籠40軒が立ち並んだ交通の要衝 芦野宿の歴史に触れる

  芦野城の築城は、天文年間(1532〜54)に太田道灌に師事した資興(すけおき)の築城とも、天正18年(1590)に秀吉によって領地の所有権を認められた盛泰(もりやす)によって築城されたともいわれています。本 […]

那須のお殿様 芦野氏の足跡をたどる。

  芦野の名が最初に歴史に登場したのは、建長8年(1256年)のこと。当時、東山道に夜討強盗が出るため、鎌倉幕府から地域を管理する地頭に警護の命令が発せられました。この中のひとりに葦野地頭(あしのじとう)という […]

PageTop