武家屋敷門及び構え
芦野郵便局から東へ入ってすぐの左手に武家屋敷跡がある。
ここは、芦野家家臣平久江家の屋敷跡で、通称、根古屋と呼ばれる一角で、さらに芦野氏陣屋跡へ通じる大手口にあたる。
武家屋敷門は、上級武士に許された格式の高い棟門の形式で造られている。江戸時代末期の建造と考えられる。大手の道と屋敷との境には石垣を積み、その間に門を建て、門を入ると左側から伸びた石垣が直角に正面行く手を遮り、枡形を形成している。古くは土堤であったが、その当時から枡形がつくられていたことに変わりなく、武士の時代の屋敷の概要が偲ばれる。
根古屋地区は、芦野家家臣の屋敷街で、簗瀬、大塩、神田、大輪、山田、加藤、佐々木、富田、そして平久江家などの屋敷地であった。
- 所在地
- 〒329-3443 栃木県那須郡那須町芦野
- 電話番号
- 0287-74-0235
- 交通アクセス